本の定価の10%くらいが印税として本の著者や編者に渡る。
その際、出版社はあらかじめ印税の10%を源泉徴収としてさし引いて、差し引き後の金額が印税の権利者に支払われる。
★例★
定価1000円の本を1万部刷った場合
税引き前の印税は100万円。
そこから10%が国に払う税金として差し引かれるので
90万円が収入になる。
ただ、本を作るときの経費、カメラマン代やライター代、DTP代をそこから差し引くので
純利は90万円−諸経費
※ちなみに税金は利益から諸経費を引いた金額にかかるので
諸経費が50万円かかったとすると
国に払う金額は
100万−50万円=50万円
で50万円の10%の5万円になる。
諸経費の金額を国に申請しておくと、出版社であらかじめ源泉徴収された10万円のうちから5万円があとで返してもらえる。
つまり1000円の本を1万部刷って、経費が50万円かかったら
純利は45万円
★印税の払い方★
刷った部数ぶん全部計算に入れる方法と、刷った部数のうち実際に売れた実売ぶんのみ支払うなど方法などある。
★契約について★
初版部数にたいしては、刷った部数全てにたいして印税は保証するが、増刷分については実売数のみ印税を払うなど
いろいろな方法がある。
そのほか初版は印税7%で増刷からは10%とか。
★ちなみに★
カメラマン代などの諸経費を版元と編集プロダクションのどっちもちにするかなどだが、それは最初の打ち合わせで
巻頭の10ページ分のカラー写真は版元で持つから、本文の白黒写真の金額については編集プロダクションで持ってくれなど
約束が取り交わされることが多い。
慣習的に考えれば、原稿代、写真代、DTP代など、製作にかかわるものは編集プロダクションもちで
製本代、流通費、などは版元が持つことが多い。
余談になるが、校正を重ねて、もう本当に印刷所で印刷する前段階の青焼きという校正の最終段階で赤字が多いと、青焼きの代金の一部を版元が編集プロダクションに請求するケースもある。
※「初版の印刷部数は保証するから経費込みこみで印税でお願い」とか、「写真や原稿料の経費はこっち(版元)で持つし、別途編集費払うから印税じゃなくて買い取りでお願い」などという交渉もある。